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横浜スキー同好会60周年を迎えて

会長 村田紀之

1959年(昭和34年)9月、横浜スキー同好会の前身であったスワロースキークラブを大々的なスキークラブに作り替えようと、横浜市中区の馬車道にあった横浜会館(当時名称)で発起人会が開かれ、10月横浜スキー同好会(以下YSD と表記)が発足いたしました。

初代会長川又英雄氏のもと、総勢約100名。昭和35年ころからのスキーブームに乗り会員が一時は300名を超えて、スキー行事も大型バス2〜3台でスキー場に向かった時もありました。

三代目会長布施久雄氏は「スキーは刀、ストックは槍である。武士道に通ずる」と「スキー道」 を提唱し、我々はその教えを守り、節度を持ち、厳しく、楽しく行事を遂行してまいりました。 横浜市のスキークラブで最初にジュニア部門の育成に力を入れ、ジュニア行事に参加していた子供たちも今は神奈川県スキー連盟、全日本スキー連盟の主軸となり活躍しております。会員も3世代、4世代に渡り、諸先輩方のご指導とご支援によりYSDは2019年に60周年を迎えること ができました。これもひとえに会員皆様のご協力のおかげと感謝しております。

近年地球温暖化、少子高齢化、レジャー多様化などで残念なことにスノースポーツが減衰しつつあります。職場の先輩に誘われYSDの行事に初参加し福島県土湯温泉、蔵王スキー場、白馬八方、志賀高原など数々の素晴らしいスキー場に出会い、滑り、景色とスキーを楽しみました。このような自然と一体になれる素晴らしいスポーツであるスキーを私たちはこれからも様々な考え方で維持、継承していかなければならないと思います。

今後のYSDとスノースポーツ、スキーの更なる発展を祈念し、60周年のお祝いを申し上げます。